PRODUCE

伝統芸能プロジェクト
「新古典楽し座」新作能『NOBODY』
/ロームシアター京都

1000年前と1000年後を繋ぐ令和のショー「新古典楽し座」プロジェクトを新たに発足。総合監修清川あさみが、企画、演出、美術、衣装、音を総合監修。
いとうせいこう氏が座付作家としてタッグを組み、古典芸能のジャンルの垣根を越えてあらゆる文化資源を結び合わせ、また現代とも繋がる演出をした舞台作品。

▼「新古典楽し座」とは
異種の伝統芸能を組み合わせ、日常で考えさせられるような素朴な問題提起を文学的なアプローチと共に描くアートパフォーマンス。
人形浄瑠璃に続く、清川あさみを中心に作家いとうせいこう氏など日本古来のエンタテイメントの魅力を様々な分野のプロフェッショナルと再発見する試みです。

▼新作能『NOBADY』あらすじ
孤独な私達それぞれの個の内面と、その解放を人間と人形で示す、全く新しいアートパフォーマンス『NOBODY』いつの時代も人間の悩みは変わらないものなのかもしれません。自分が自分であることに自信を持っていられる人はどのくらいいるのでしょうか?自分は何者か答えられる人は、どのくらいいるのでしょうか?現代アートの表現で作られた人形を持った演者が、得体の知れぬ他者の出現により、自己への不安を掘り下げていく過程を能の舞で表現します。演目のラストでは人形が変化し、自己に対する迷いや恐れから解放されます。そして静かに消えていく。その情景が観る者の深い癒しに繋がるような、すなわち古典芸能でありながらコンテンポラリーな要素をも取り入れた、新しい能の世界。

『NOBODY』より(写真提供:今井智己)

公演『NOBODY』

総合監修:清川あさみ(アーティスト)
脚本:いとうせいこう(座付き作家)
主催:株式会社Dots
共催:株式会社マツシマホールディングス
協力:MtK Contemporary Art、大阪芸術大学美術学科ASAMI LABO、クラウドファンディングにてご支援いただきました皆様
プロジェクトメンバー:観世流林宗一郎(能楽師観世流シテ方)、大月光勲(能面師)、結城一糸(一糸座)、原摩利彦(ミュージシャン)、DAISYBALLOON(バルーンアーティストユニット)